最新情報

人頭石

子嶋寺より徒歩すぐ。土佐街道の最北に佇む光永寺の前庭に置かれたこの石は、昭和53(1978)年の県下石像物調査で発見された。高さ1mほどある花崗岩に彫られた人間の横顔は、頭頂部が手水鉢のように窪み、大きな鼻と耳、突き出した顎が特徴的。そのような風貌から、飛鳥の宮殿へとやって来たペルシャ人の横顔を模したとする説が流布し、元禄15(1702)年に欽明天皇陵のほとりで掘り出された、吉備姫王墓に並ぶ4体の猿石と同じ飛鳥時代の石造物であると考えられている。文化庁が認定した、明日香村・橿原市・高取町の「日本遺産」を構成する貴重な文化財のひとつ。

続きを読む
上子島砂防公園

上子島砂防公園

高取川の上流、ちょうど高取城への入口に当るところに上子嶋砂防公園があります。ハイキングシーズンには、たくさんの方々が、高取城へ上る際の最初の休憩地点として休憩されています。

続きを読む

ナモデ踊り絵馬

小島神社収蔵 奈良県指定有形民俗文化財 ナモデ踊り絵馬

小島神社ナモデ踊り絵馬

雨乞成就に際して藩内の村々から奉納された物で、雨乞いやその満願に際して踊られた姿が描かれている。享保8年(1723年)、宝暦2年(1752年)、文政4年(1821年)に描かれた3枚が奉納されている。
現在は公開していないが、小嶋神社の絵馬収納庫前に看板が設置され、写真のみご覧いただける。

続きを読む
土佐街懐古館

土佐街懐古館・青畝文学館

土佐街で歯科医を営んでいた川西氏が、自宅の蔵を利用して、昔から伝来する懐かしい品物や写真を展示しています。その名も「土佐懐古館」とし、高取の昔の様子を感じ取ることの出来る、懐かしいものや、多くの写真が飾られています。

またその一角には、「青畝文学館」として、高取出身の昭和を代表する俳人「阿波野青畝」の直筆短冊や、ゆかりの品物を集めたスペースもあります。

土佐町懐古館・青畝文学館は、観光ガイドの案内でのみご覧頂くことが出来ます。どうぞお申し付けください。

続きを読む
阿波野青畝 句碑 かつらぎの山懐に寝釈迦かな

阿波野青畝

昭和を代表する高取町出身の俳人。大正13(1924)年に25歳と若くして、夏目漱石の『吾輩は猫である』などが連載された俳句雑誌『ホトトギス』の課題句選者となる。その後、山口誓子らと共に昭和の四S(しいエス)と呼ばれる作家の一人として、同誌の黄金時代を築いた。生家や長円寺の中庭といった町内随所に、5つの句碑が設けられている。

続きを読む