子嶋寺より徒歩すぐ。土佐街道の最北に佇む光永寺の前庭に置かれたこの石は、昭和53(1978)年の県下石像物調査で発見された。高さ1mほどある花崗岩に彫られた人間の横顔は、頭頂部が手水鉢のように窪み、大きな鼻と耳、突き出した顎が特徴的。そのような風貌から、飛鳥の宮殿へとやって来たペルシャ人の横顔を模したとする説が流布し、元禄15(1702)年に欽明天皇陵のほとりで掘り出された、吉備姫王墓に並ぶ4体の猿石と同じ飛鳥時代の石造物であると考えられている。文化庁が認定した、明日香村・橿原市・高取町の「日本遺産」を構成する貴重な文化財のひとつ。
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土佐街懐古館・青畝文学館
土佐街で歯科医を営んでいた川西氏が、自宅の蔵を利用して、昔から伝来する懐かしい品物や写真を展示しています。その名も「土佐懐古館」とし、高取の昔の様子を感じ取ることの出来る、懐かしいものや、多くの写真が飾られています。
またその一角には、「青畝文学館」として、高取出身の昭和を代表する俳人「阿波野青畝」の直筆短冊や、ゆかりの品物を集めたスペースもあります。
土佐町懐古館・青畝文学館は、観光ガイドの案内でのみご覧頂くことが出来ます。どうぞお申し付けください。
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