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猿石

指定文化財「猿石」 飛鳥時代の造形物

高取城の二ノ門を出て、城下町へ下る大手筋と明日香村方面へと続く岡口門の分岐点にひっそりと佇む。城の石垣に転用するため飛鳥から運ばれてきたという説や、郭内と城内の境目を示す「結界石」であるという説が残されている。明日香村・橿原市・高取町が文化庁より認定を受けた、「日本遺産」を構成する高取町の指定文化財。

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CGによる高取城の再現

往年の高取城を再現したCG画像

奈良産業大学(現奈良学園大学)の多大な協力のもと、2006年11月26日、高取城のCGによる再現画像が完成し発表されました。

このページでは、CGによる高取城の画像と、現在の写真を比較したりしながら、日本一の山城をご紹介いたします。
高取城内をCGで再現した動画につきましては、高取城観光案内所「夢創舘」で、ご覧いただけます。

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市尾墓山古墳

市尾墓山古墳

全長66m、高さは10mに及ぶ、古墳時代の後期を代表する典型的な前方後円墳。奈良県立橿原考古学研究所が行った昭和53(1978)年の発掘調査では、後円部に横穴式石室が見つかり、凝灰岩製の巨大な家形石棺も確認された。昭和56(1981)年に国指定史跡となるも、現在は公園として整備され、外から内部を見学したり、墳丘に登ることも可能。

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市尾宮塚古墳

市尾墓山古墳と同じく、大型の横穴式石室を備えた前方後円墳として国の史跡に指定される。菅原道真公を祀る天満神社の境内にあり、石室を閉ざす柵に近付くと自動的に照明が点き、石棺の眠る玄室が見学できる。馬具や太刀の装飾品といった多数の副葬品が発見されており、斑鳩町の藤ノ木古墳を上回る豊富な遺物があったと見られる。

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束明神古墳

草壁皇子の墓として管理される岡宮天皇陵の東南部、佐田集落の春日神社境内に残る。発掘調査の結果、凝灰岩の切石を積み上げた特殊な横ロ式石槨を持つ、大規模な終末期古墳であることが判明。また、出土品と歯牙の理化学的分析、文献や伝承などからも総合的に判断して、束明神古墳こそ草壁皇子陵であった可能性が高いと見られる。

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